ヨシタケシンスケさんを知っていますか?今、大人の間でも絵本が人気です。この記事では、ヨシタケさんの作品の中から特に大人におすすめの作品を10冊紹介。『あつかったら ぬげばいい』などの作品で知られるヨシタケさんの作品は疲れた大人の心にも響く、「たしかにそうだよな」という気づきがつまっています。子どもと一緒に楽しむのはもちろん、大人が一人で楽しむのもまた違った魅力があります。
目次
ヨシタケシンスケが大人にもおすすめ!絵本が今大人に売れているわけ
ヨシタケシンスケさんが今、子どもだけでなく大人からも人気になっているのには理由があります。それは、ヨシタケシンスケさんの作品が子ども目線で読んでも大人目線で読んでも頷けるポイントがたくさんあるということ。
ヨシタケシンスケさんが描く絵本というと、コミカルな絵本らしいイラストがまず目に入りますが、ヨシタケさんがテーマとしているのは子どもが「なんで?」「どうして?」と感じることをシンプルに扱っているので、子どもが共感できるのはもちろん、大人も「そういえば昔は自分もこんな風に感じてたよな」と頷きながら楽しめる内容になっているんです。
ヨシタケシンスケの大人におすすめの絵本10冊!
りんごかもしれない
発売日 : 2013/4/17
ハードカバー : 32ページ
価格:1,540円 |
あらすじは以下。
ある日、男の子が学校から帰ってくると、テーブルのうえにリンゴが置いてありました。
しかし、そのりんごを見て、とある疑問を抱いてしまった男の子。
「もしかしたらこれは、りんごじゃないのかもしれない」
りんごがりんごであることを疑う男の子の想像は、とどまるところを知らずにどんどん大きくなっていきます。
りんごって果物の中で一番愛されている果物じゃないですか?テーマ性をいろいろ持たせられるからでしょうけども。見た目もきれいだし。
ぼくのニセモノをつくるには
発売日 : 2014/9/20
ハードカバー : 32ページ
価格:1,540円 |
あらすじは以下。
けんたくんは、やりたくないことをやらせるために、おてつだいロボを買いました。ロボは完璧なニセモノになるために、けんたくんのことをあれこれ知りたがります。「自分らしさって?」、「人からどう思われてる?」考えれば考えるほど、複雑でややこしい。だけど、なんだかちょっとたのしくなってきて……
この作品は、男の子が自分の「ニセモノ」であるロボットを通じて自己分析をして自分への理解を深めていくというストーリーです。これも大人が考えさせられる内容だなと思いますね。自己分析というと就職活動みたいですが(笑)
りゆうがあります
発売日 : 2015/3/6
単行本 : 32ページ
絵本 りゆうがあります ヨシタケシンスケ【あす楽対応】【ナチュラルリビング】 価格:1,430円 |
あらすじは以下。
ぼくは、ハナをほじるクセがある。おかあさんにいつもおこられる。りゆうは、「おぎょうぎがわるいから」だって。ぼくもなにかりゆうがほしい。ちゃんとしたりゆうがあれば、ハナをほじってもいいんじゃないだろうか。
子どもの頃から大人になるまで、私たちは「言い訳するな!」と言われて生きてきましたよね。時には「その言い訳にもまともな理由があるのに!」って思ったりしませんか?私はよくあります(笑)まともな理由なら言ったっていーじゃん!だから他の人の言い訳も聞くよーというスタンス。因みに日本人は言い訳は良くないと教育されますが、外国人はむしろ事情があるならちゃんと言うべきだという価値観があるので、バンバン言い訳してきます(笑)
この作品は何といってもイラストが面白いです。いつものように鼻をホジホジしていた男の子がお母さんに注意をされて大真面目な表情で鼻をほじるのに正当な言い訳を考えて奇天烈な回答を思いついて家族を笑わせるというストーリーです。
このあと どうしちゃおう
発売日 : 2016/4/22
ハードカバー : 32ページ
このあとどうしちゃおう/ヨシタケシンスケ【1000円以上送料無料】 価格:1,540円 |
あらすじは以下。
しんだおじいちゃんがかいた「このあと どうしちゃおう」ノートがでてきた。「じぶんが しょうらい しんだら どうなりたいか」が、かいてある。「うまれかわったらなりたいもの」「こんなかみさまにいてほしい」……なんだかおじいちゃん、たのしそう。でも、もしかしたらぎゃくだったのかもしれない。ぼくだったら、どうしちゃおうかな。いま、いきているあいだに、かんがえてみよう!
生き物はいつか死ぬものです。その避けられない死というテーマについて、真面目になりすぎずユーモアをもって真剣に考えられたら良いなと思いますね。
みえるとか みえないとか
発売日 : 2018/7/12
ハードカバー : 32ページ
価格:1,540円 |
あらすじは以下。
宇宙飛行士のぼくが降り立ったのは、なんと目が3つあるひとの星。普通にしているだけなのに、「後ろが見えないなんてかわいそう」とか「後ろが見えないのに歩けるなんてすごい」とか言われて、なんか変な感じ。ぼくはそこで、目の見えない人に話しかけてみる。目の見えない人が「見る」世界は、ぼくとは大きくちがっていた。
多様性という言葉が叫ばれて久しいですが、人間は異質なものや自分の理解できないものを前にしたとき、どうしても拒絶してしまいがちです。そんな時、「自分には理解できないけど、まあそんな考え方もあるんだな」と受け流せたら、世の中はもっと生きやすいものになるのではないでしょうか。
それしかないわけないでしょう
発売日 : 2018/11/2
大型本 : 32ページ
価格:1,430円 |
こちらも大人向けでしょうか。学校から帰ってきたお兄ちゃんが妹に語るシーンから話は展開します。
「…ねえねえ、しってる? みらいはたいへんなんだぜ」
「ぼくたちが おとなになるころは たいへんなことしか ないんだってさ」
つまり…、これから食べ物がなくなったり、病気が流行ったり、戦争が起こったり、地球が壊れたりする。そんな“未来”がやってくるのだと。
お兄ちゃんの話に、女の子はショックを受けて、おばあちゃんの部屋に行きます。
「おばあちゃん… みらいがたいへんなの…」
そこで、ヨシタケシンスケさんが描く「おばあちゃんの答え」とは!?
焦る女の子におばあちゃんが教えたのは未来は一つだけではないのだから心配はしなくていいんだ、ということ。確かにその通りかもしれませんが、だからといって世の中の問題に対して「まあいっか」と楽観的に構えることはできないですし、子どもが楽観的に未来を描けるように大人がしっかりしなきゃアカンでしょとは思いますが。まあ、答えは一つじゃないよ、という意味では良い作品だと思いますね。
ころべばいいのに
発売日 : 2019/6/19
ハードカバー : 32ページ
価格:1,540円 |
あらすじは以下。
自分がされてイヤなことをしてくるようなあの人も、イヤなことを言ってくるこの人も、みんな石につまずいてころべばいいのに。と、そんな風に考えながら、初めこそ、頭の中に復讐法を描いたり、人を憎む自分、可哀想な自分の慰め方を浮かべたりしていた少女だったが、次第にその感情(イヤな気分)自体と向き合いはじめる。
直球なタイトルですが、内容的には小学校高学年以上向けの内容ですね。人間誰しも相性の合わない人はいるわけで、それは理屈でどうこうできないものです。
そんな時、つい人は「あいつがちょっと失敗してみたらいいのに」なんて思っちゃったりするもの。自分だったらあえて関わろうとは思わないですけども(笑)
こちらもどちらかというと、一般的に子どもの好む痛快さというよりかはくたびれた大人(笑)が「わかるわー」と言える内容かと思います。
わたしのわごむはわたさない
発売日 : 2019/11/9
ハードカバー : 48ページ
わたしのわごむはわたさない/ヨシタケシンスケ【1000円以上送料無料】 価格:1,100円 |
ゴミ箱の横にわごむが落ちていた。お母さんに「ちょうだい」って聞いたら「いいよ」だって。やった! このわごむは、わたしのだ!!
このタイトル、イラストと相まってなかなかシュールですよね(笑)でも内容は結構深いものがあります。輪ゴムは本人以外からしてみたらなんて事のないただの輪ゴムかもしれない。でも本人にとってみればお金では買えないかけがえのないもの。自分にしか分からない宝物、誰にでもきっとあるはず。
欲が出ました
発売日 : 2020/7/17
単行本(ソフトカバー) : 151ページ
価格:1,100円 |
さて、こちらは絵本…というよりもエッセイ集です。もちろん、イラストはちゃんと描かれていますよ。
以下、出版社による要約です。
大人も子どもも、欲の出やすいすべての人へ――。「しいていうなら、くらしの知恵に!」。お菓子をもう一個取っていいんじゃない? もうちょっと寝ててもいいんじゃない? 人間って、プチ欲が出たとき、何とも言えなーい顔をする。そんな一瞬を、絵本作家ヨシタケシンスケが、「深く浅く」切り取ってみると……欲が出るから失敗するけど、欲が出るから人間って面白い!?
多くの人間はいろんな欲に支配されて生きていますよね。自分も気に入ったものはついこだわったりしちゃいます~。
あつかったら ぬげばいい
発売日 : 2020/8/25
単行本 : 64ページ
価格:1,100円 |
『あつかったら ぬげばいい』
『よのなかが みにくく おもえて きちゃったら ひかるがめんを みなきゃいい』
『よのなかが ゆるせなかったら りそうのせかいをつくればいい(ねんどで)』
タイトルから想像できるのは、「しんどいことがあったら逃げてもいいんだよ」というメッセージではないでしょうか。レビューを見てみると、ヨシタケさんの作品だけあって子どもに読み聞かせたり一緒に楽しんでいる親のコメントと思われるコメントが散見されましたが、子ども向けというよりも大人向けの内容と言えそうです。
以下のレビューが参考になると思います。
評価が高いので、読み聞かせにいいかと思い買ってみましたが、私が子どもに伝えたいメッセージとは違いました。まだ幼く、特に大きな壁に当たっているわけでもない我が子。チャレンジするのが楽しい時期である様子。こちらが先に「逃げていいんだよ」と言うつもりはありません。つい頑張りすぎてしまう大人向けのお話ですね。
ヨシタケシンスケが大人にもおすすめ!まとめ
いかがでしたか?ヨシタケシンスケさんの世界観に夢中になる大人が増えています。これを機会に1冊手に取ってみてはどうでしょうか?